ホームヘルパー
ホームヘルパー、漢字では訪問介護員
障害者や高齢者が各々の制度を申請すると利用できます
介護保険のホームヘルプサービスの仕事は大きく3つ
身体介護・生活介護・通院介助です
料金はそれぞれの区分で、また利用時間によって違います
例えば直接身体に触れるような介護は「身体介護」となります
おむつ交換や入浴、着替え・食事介助、治療食の調理など・・
1時間(厳密には記録の時間などもあるので、50分程度でしょうか)で
1割負担の方でおよそ400円位です(その事業所の人員体制によりもう少し高くなる場合もあり)
「生活援助」は、利用する方の生活スペースの掃除や洗濯、調理や買い物などで
1時間程度で250円位です
「通院介助」は通院の際の車の乗り降りを援助します。1回につき100円程度です
身体介護はどなたでも利用可能ですが
生活援助は基本的に同居家族がいる場合は利用できません
ですがやむを得ない場合もあるので、担当ケアマネジャーに問い合わせるのもいいですね
尊敬する職業(ここからは全く個人の意見です)
介護保険が始まる前からもそうでしたが
時々ヘルパーさんの仕事を「家事代行」ととらえる方がいらっしゃいます
ヘルパーさんは介護のプロとして規定のカリキュラムで学んだ方たちです
あくまでも「要介護者の生活上の困りごと」をサポートするのが仕事なので
「大掃除」や「同居家族の調理や洗濯」などはしていけないことになっています
「やってはいけないこと」の決まりごとがあります
介護保険制度が始まる前
私もヘルパーの仕事を少しだけやったことがあります(ほんの数回です!)
訪問系の仕事は皆そうでしょうが
本当に分刻みで仕事をしなければなりません
予定時間を1分でも過ぎると怒鳴る方もいらっしゃいました
私は訪問看護師も経験しましたが
遅れたときに理由があっても(多くは前の訪問で急な介助が必要になったり、雪道でのアクシデントなど)
訪問看護ではそれほどクレームはないのに
ヘルパーさんは強く言われることが多いような気がします
これまで多くのヘルパーさんと接してきましたが
本当にすごい仕事だなあと感じます
人によって週1回の訪問の方もいますし、毎日2~3回の訪問の方もいるのですが
利用者のわずかな変化をとらえるプロとしての観察力で
「熱や血圧は正常ですが、何かいつもより目に活気がないんです」
「いつもより食べっぷりが良くない気がするんです」などの情報で
何度病気を早期発見できたかわかりません
絶対 わずかな違いも気づくアンテナがあるとしか思えない(笑)
でも
その情報は確かでした
調理だって冷蔵庫に食材は豊富とは限らないのに
訪問してから冷蔵庫を眺め
その時にあるもので利用者の好みを聞きながら調理します
難しくても
一口でも多く楽しんで食べてほしいから頑張れるそうです
そして食欲のない方も、それに応えるように食べてくれる時もあります
「神業」です
台所だってきれいなところばかりではないし
冬場は給湯器がない家だと(まれにもったいないからお湯を出さないでと言われることも・・)、指がしびれるほど冷たい水で家事援助をしてくれています
私たちケアマネジャーは依頼するだけですが
ほんとうに「ありがとうございます」という気持ちでいっぱいです
それが仕事なのでしょうけど
でも・・本当にありがたいです
ヘルパーさんたちは皆さんテキパキと仕事をしていきます
プロだなあと思います
利用者さんも頼りにしています!
もちろん私たちケアマネジャーも!
今 介護保険制度では
このヘルパーさんの生活援助利用に関して
その利用条件について以前より少しずつ厳しくなってきている気がします
高齢者は少しずつ身の回りのことができなくなる傾向があります
その「少しずつ」の頃に、きちんと栄養を摂ることも大事なのですが
特に一人暮らしの方にはヘルパーさんの力が必要です
高齢者ができない部分を専門的に分析したうえで
きちんと食べる事(買い物や調理)やお薬の管理
清潔な環境を整えたり入浴の支援をする
この基本的な支えがあってこそ、長く地域で生活できるのではないかと思います
私は福祉の仕事の中で
在宅のヘルパーさんを一番尊敬しています
これまで何度助けられたことか・・
コロナ禍の大変な状況でも
利用者の生活を支えるべく奮闘してくれました
どうかこれからも
心身ともに健康でいてほしいです
陰ながら
こっそり(笑)みなさんの仕事を尊敬し、感謝している者がここにおります
これからも一緒に頑張っていきましょう
よろしくお願いします!
今週のまかないはシュウマイごはんでした
岩手県花巻市にある宮沢賢治記念館です
のんびりした庭園が広がります
疲れたら
おいしい食事や珈琲を頂くこともできます
宮沢賢治記念館で買った本は、まだ読破していないのを思い出しました!
受信介助から調理まで本当にヘルパーさんはすごい!
童話館?にはまだ行けていないので、いつかまた行こうと思っています!
宮沢賢治の本は何だったのでしょうか・・(笑)